庭工事をする際の近所の挨拶回りについてお悩みの方は多いでしょう。
どのような工事であっても、挨拶回りはトラブルを防ぐためにも非常に重要です。
そこで今回は、庭工事における近所への挨拶回りについて解説します。
参考にしていただけると幸いです。

□挨拶回りの必要性を解説！

挨拶回りの必要性は2つあります。

最も大きなメリットは、引っ越しした後、近隣との付き合いがスムーズに進めることです。
一戸建ての場合、近所付き合いは避けられませんよね。
幸せなマイホーム生活が送れるように近所とうまく付き合うことは必要不可欠です。
常識がないと思われてしまわないように、挨拶回りをすることをおすすめします。

もう一つの必要性はトラブルを未然に回避できることです。
工事中は近隣に迷惑をかけてしまうため、理解を求めることを目的としています。
あらかじめ説明を受けていれば、近隣の住民のストレスが軽減できるでしょう。

□庭工事でのトラブルの原因を解説！

外構工事でのトラブルの原因は以下の5つです。

・騒音（重機や話し声）
・粉塵や匂い
・振動
・スタッフのマナー
・工事車両

工事が行える時間帯は騒音規制法と振動規制法により、朝7時から夜7時までの間の10時間以内に行うことが決められています。
この時間内で工事を行いますが、乳幼児のいらっしゃるご家庭の場合、日中であっても、許容できる音の大きさは異なります。

特に、大規模な工事になってくると使用する重機も大型になるため、その分騒音も大きくなります。
重機が大きくなるにつれて、現場で指示する声も大きくなる傾向があります。
そのため、近隣の方の生活状況を事前説明の際に詳細にヒアリングし、近隣住民の方のニーズにできるだけ寄り添った対応が求められます。

粉塵や匂いに関しては、解体中にコンクリートやアスファルトを削り、粉塵が飛散する場合があります。
さらに、吹き付け塗装などにより異臭を放つ場合もあります。
風向きによっては、近隣の洗濯物を汚してしまう可能性も考えられるため、近隣の方々に協力を依頼しましょう。

ブロック塀を解体する場合や大型の重機を用いて土地を造成する場合は、振動にも十分注意しましょう。
運搬車の通行による振動、解体や造成の振動などにより、隣家にも影響が及ぶ可能性があります。

また、狭い路地や隣家との距離が少ない場合は隣家のブロック塀などに接触することも予想できます。
工事による損害と断定できない場合もあるため、注意しましょう。
そのため、その補償をどのように対応していくのかについても事前に確認しておきましょう。

外構工事では、トラックや重機の運搬車など通行や車両の駐車が必要となります。
狭い路地などでは、交通渋滞が起きたり、すれ違いに苦労したりする場合もあります。
工事車両の運転者には十分に配慮を行うことを指導していたとしても回避できない場合もあります。
そのため、事前に十分な説明が必要です。

□具体的な挨拶方法を解説！

事前説明や挨拶の必要性について解説しましたが、具体的に何をしたら良いのかをご紹介します。
結論から申し上げますと、挨拶する範囲は明確に決まっているわけではありません。
状況に応じて挨拶の範囲を決めることになります。
しかし、一般的には両隣と真裏の3軒、道幅が狭い場合は1軒、工事の種類によっては隣接する向こうの3軒が目安です。

挨拶回りの目的としては、近所とトラブルを未然に防ぐことです。
そのため、自宅から離れた場所であっても、神経質の方であればそこも挨拶回りをしておくべきでしょう。

挨拶する時期も特に規定はありません。
しかし、一般的には工事着工する1週間前までには挨拶回りを終わらす場合が多いでしょう。
可能であれば、施主も顔を出した方が良いため、施工会社のスタッフが回るタイミングで同行して挨拶をしましょう。

また、挨拶に伝えるべき項目は以下です。

・工事開始日
・工事終了日
・工事の期間
・工事の時間帯
・施主の名前、住所、連絡先
・外構業者の名前、住所、連絡先
・工事期間中の休日
・施工内容

以上の内容は最低限伝えておくべきでしょう。
また、口頭だけではなく、それらの情報を記載したプリントも渡すケースが一般的です。

この挨拶時に持っていくものは、手土産が一般的です。
必ず渡さなければいけないわけではありませんが、何かを持参しておくことによって問題が発生してもクレームに発展することが低くなることも事実です。

手土産としては、お菓子やタオル、洗剤などの日用品が選ばれることが多い傾向にあります。
高価なものはかえって負担を与えてしまいかねないため、一般的なものがおすすめです。

□まとめ

今回は庭工事にあたる近所への挨拶回りについて解説しました。
事前に知って準備しておくことで、施工もスムーズに進みますし、近隣トラブルも起きにくくなります。
ぜひ、本稿を参考に近隣への挨拶回りをしてみてくださいね。
何かお困りのことがありましたら当社にご相談ください。