車を所有している方で、カーポートの設置を検討している人は多いと思います。
そんな方には、ソーラーカーポートがおすすめです。
そこで今回は、ソーラーカーポートについて詳しく紹介します。

□ソーラーカーポートについて詳しく紹介します！

柱と屋根で構成されている簡単な車庫(カーポート)の上に、ソーラーパネルが乗っているものをソーラーカーポートと言います。
ソーラーカーポートには3つのタイプが存在します。

1つ目は、ソーラーパネルと屋根が一体化しているカーポートです。
これは、ソーラーパネルを設置することを考えて設計されているため、普通の車庫とは外観に大きな違いがあります。

普通のカーポートの屋根は、曲線のようなデザインをしているのが一般的です。
その一方で一体型のカーポートは平面的なデザインをしているため、カーポートがよりスタイリッシュに見えることが特徴と言えます。
これは、ソーラーパネルを設置するためにも、屋根の上に無駄なデザインが施されていないからという理由もあります。

2つ目は、ソーラーパネルとカーポートが別々で、パネルが上に載っている搭載型のカーポートです。
ギザギザした金属製の屋根材の上に架台を設けることで、ソーラーパネルを載せられるようにします。
このタイプの特徴と言えば、ソーラーパネルを載せなくても車庫としての機能は果たせることです。

そのため、様々な種類のある搭載型のカーポートの中から、ご自身が気に入ったものをゆっくりと選べます。
ただし、カーポートの種類によっては、パネルを載せられないものもあるため注意してください。

3つ目は、オーダーメイド式のカーポートです。
このタイプはご自身が所有されている敷地のスペースを元に、カーポートを適切な大きさで設置して、その上にパネルを載せるものです。
オーダーメイドであるがゆえにコストはかかりますが、ご自身の敷地に一番合ったカーポートを設置できるのが利点と言えるでしょう。

□ソーラーカーポートを設置する利点についてご紹介！

1つ目の利点は「電気代が抑えられること」です。
天候によって発電量は変化するものの、ソーラーパネルによって発電することで家庭の電気代を抑えられます。
たとえば、車2台分の大きさをしたカーポートの上にパネルを設置した場合、天候や方角が噛み合わされば、1日の生活に必要な消費電力の約7割程度を太陽光発電で賄えます。
所有地に大きなスペースが余っていて、より大きなカーポートを設置できる場合には、太陽光発電だけで電気代を賄える可能性すらあります。

2つ目は「デッドスペースを活かせること」です。
うまく利用されていない空間のことをデッドスペースと言いますが、車庫の屋根もデッドスペースと言えるでしょう。
そのような場所にソーラーパネルを設置することで、様々な場面で役立ちます。
例えば、災害で電気が止まった時に非常電源となったり、電気自動車を購入した場合に受電を行ったりもできます。

3つ目は「余った電気を売却できること」です。
ソーラーパネルで発電された電力のうち、余剰電力は電気会社に売却できます。
このような制度があるのは、再生可能エネルギーの普及を国が目指しているという理由もあります。

4つ目は「思った以上に費用や工事日数がかからないこと」です。
ソーラーカーポートを設置するための費用はおおまかに200万円ほどかかりますが、先ほど紹介した通り余剰電力は売却できるため、最終的には元を回収できます。
また工事日数に関しては、屋根に設置するよりも簡単なことから、1日程度で工事が完了するのが一般的です。
ただし、工事前の打ち合わせや計画を練るのには、一定の時間が必要なことは覚えておきましょう。

□ソーラーカーポートを設置する際のデメリットとは？

1つ目は「通常の車庫と比較してしまうと高く感じること」です。
当然ですが、車庫の機能にソーラーパネルを載せることから、どうしても通常の車庫よりは費用が割高になってしまいます。
しかし、費用を見積もって諦めるのではなく、補助金が活用できないか調べてみるのをおすすめします。
他にも余った電気が売却できることを活かして、初期費用をペイできるのは何年後かを計算してみるのもおすすめです。

2つ目は「様々な理由で発電量が想定を下回る可能性があること」です。
パネルの大きさ・枚数や角度などから発電量をおおまかに計算できる一方で、天候や周辺の土地状況などの理由によって発電量が上下する場合があります。
他にも、システムが劣化することで、発電量が下がることもあるため注意が必要です。
心配であれば、業者の方に現地調査を行ってもらい、発電量の計算を正確に行いましょう。

□まとめ

今回は、ソーラーカーポートを設置するメリットについて中心に紹介しましたがいかがだったでしょうか。
ソーラーカーポートを設置する場合は、発電量を正確に計算しましょう。
ソーラーカーポートの設置を検討している方は、この記事を参考にしていただけたら幸いです。