皆さんは住宅設備や建材の展示場に、どんなイメージをお持ちでしょうか。
最近は多様化し、まるでアミューズメントパークのような楽しさがあります。
もし単に商品が展示されている実物大カタログと考えているのであれば、一度訪問するだけでかなり認識が変わるはずです。
今回はエクステリアの展示場へ行くメリットや展示場へ行く時の注意点やポイントを解説します。
展示場へ行く機会がある際は参考にしてください。

□エクステリアの展示場へ行くメリットとは

1つ目は使用シーンを想定した商品選びができることです。
カタログで商品を見るのと違い、展示場で実物の商品を見学する大きなメリットは実際に商品を「体感」できることです。
展示場では、実際に見たり、触れたり、体験できたりします。
画像では、手触りや質感、大きさ、重さ、固さ、塗料の匂いといったものを感じられず、写真は光の当て方によって実際よりも良く見せている可能性があります。
それに対して展示場は、ありのままのエクステリアを確かめられます。
カーポートであれば車を駐車した時のイメージが湧き、倉庫であれば道具を収納するスペースの幅や奥行きを目で見て確かめられるでしょう。

2つ目は専門家に相談しながらデザインを検討できる点です。
実物のエクステリアを見学し、気に入って自宅に取り入れたとしても、うまくいくとは限りません。
それは、家の形状や環境は、それぞれ異なるからです。
居住者の家族構成やさまざまな事情も考慮して、最適な外構を作る必要があります。
たとえば、ガレージやカーポートの広さ・形状が所有する車に合っていないと、出入りしにくくなってしまうでしょう。

3つ目は有名ハウスメーカーが一堂に会することです。
住宅展示場に行くと、それぞれのハウスメーカーが出している特徴的な住宅の外観を見られます。
外観を見比べながら、ご自身が気に入ったメーカーを見つけ出し、必要であればモデルハウスに入って具体的な説明を受けられます。
しかし、ハウスメーカーが単独でモデルハウス展示場を建てている場合はあまりおすすめできません。
依頼するハウスメーカーが明確に決まっているのであれば問題ありませんが、悩まれている人や比較をしたいという人は、メーカーの展示場を移動しつつ訪れなければならないので注意しましょう。

4つ目はハウスメーカーの特徴や実例を詰め込んだカタログがもらえる点です。
ハウスメーカーを紹介している雑誌や公式ホームページを見てみると、漠然と魅力を伝えているだけの、浅い情報しか載っていないことがほとんどです。
特に、構造面の詳細やエクステリアなど内装関係の情報、また多くの建築実例や間取りプラン集の情報は得難いものです。
しかし、そんな時でも、住宅展示場のモデルハウスを訪れればカタログをもらえるので解消できます。

□エクステリアの展示場へ行く時の注意点とは

1つ目はアンケートの記入が必要になることです。
家を建てる予定はあるものの、具体的なことはもう少し情報収集してから検討したいと思っている方もいるでしょう。
そのような方にとっては、モデルハウスの受付アンケートへの記入を億劫に感じる方もいるかもしれません。
ただ、アンケートがなければメーカー側も的確なアドバイスや情報の提供ができない場合があります。
具体的なイメージをつかむためにも、積極的に応じることをおすすめします。

2つ目は見学マナーについてです。
マナーとしては、写真を撮るときは許可を得ることや、家のものは傷をつけないように細心の注意を払った上で見学することが重要です。
また、プレゼント目当てのモデルハウス見学は避けるようにしましょう。
イベントの開催者は、来場者に向けてプレゼントを用意しているケースが多いですが、プレゼント目当ての見学はマナー違反です。
どのようなきっかけであれ、モデルハウスを見学する以上、このメーカーで家を建てると理想通りのマイホームができるかという観点をもって臨むようにしましょう。

□エクステリア展示場へ行く時のポイントとは

1つ目は持ち物です。
たくさんのモデルハウスを見て回ると、後で記憶を辿るのが大変になります。
メモを取れるように筆記用具を持っていき、可能であればカメラなども持参するのがおすすめです。
繰り返しになりますが、カメラ撮影の際は確認をきちんと取りましょう。
その他、メジャーを持っておくとサイズ感が把握できるので便利です。

2つ目は見学する目的意識を持つことです。
人によって見学の目的や見たいポイントはさまざまです。
間取りやインテリア・最新設備や住宅の性能・価格など、予め目的意識をもち見るポイントを決めておくと良いでしょう。
前もって担当者に伝えておけば、アドバイスをもらえ、充実した見学ができます。

□まとめ

今回はエクステリアの展示場へ行くメリットや展示場へ行く時の注意点やポイントを解説しました。
住宅購入の具体的な予定はないものの、展示場を見学してみたいという人は意外に多くなっています。
見学だけで訪れて良いか不安を感じるかもしれませんが、展示場はそのような人にこそおすすめの機会なのでぜひ参加をご検討ください。