水はけが悪いと聞くと、なんだかマイナスなイメージを感じますよね。
しかし、実際に水はけが悪いと、どのような影響があるのかを詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、水はけの悪さが及ばす悪影響と、それに対する外構工事による改善策を紹介します。
□水はけの悪さが及ぼす悪影響は?
水はけが悪いと、主に以下の悪影響があります。
・シロアリが増加する
・カビが発生しやすくなる
・住宅に用いている素材の劣化が早まる
・庭の見栄えが悪くなる
・ガーデニングがうまくいかない
・ぬかるんで足跡が残る
水はけが悪いことによる好影響はなく、人だけでなく家にも、多大な悪影響を及ぼすことがわかるでしょう。
そこで、次の見出しでは、水はけの悪い庭の改善方法をいくつか紹介していきます。
□水はけの悪い庭の改善方法を紹介します
水はけの悪い庭の改善方法は、主に以下の4つです。
・地面に勾配を作る
・砂利を入れる
・排水会所を増やす
・コンクリートにする
水が土に浸透しないのが、水はけが良くない要因であると思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、本当の要因は、土ではなく表面排水なのです。
表面排水とは水勾配のことで、水を会所に誘導する役割を担うものです。
よって、スコップなどを用いて表面の土を削ったり、上の方に土を加えたりして坂道を作るのが、費用があまりかからない、最善の方法と言えるでしょう。
2つ目の改善方法は、庭に砂利を加えることです。
砂利を加えることで、水たまりをなくせますが、実際には砂利の下に水たまりができた状態となるので、根本的な改善策とはなりません。
しかし、とても手軽にできる方法であるため、大きな工事を行う前に試す価値はあるといえるでしょう。
3つ目は排水会所を新たに作ることです。
庭を掘って穴をあけることで、排水できるようにします。
ご家庭の周辺にある既存のパイプに、新たに作った排水会所からパイプをつなげることで排水できるようになります。
この方法のデメリットは、工事が大規模になってしまい、費用が高くなってしまう点です。
その代替策として、目皿を使用するのが良いでしょう。
目皿とは、お風呂の床にある排水溝のようなものです。
これは排水会所と比較して、手間も費用もかからないのでおすすめです。
4つ目は地面をコンクリートにする方法です。
コンクリートにすることで、表面排水が取りやすくなるのに加えて、土が流れないためドロドロになることも防げます。
□まとめ
今回は、庭の水はけの悪さが及ぼす悪影響と、その改善策を紹介してきました。
水はけの悪さは、家だけでなく人にも悪影響を及ぼすのでした。
また、その改善策としては、地面に勾配をつくる、砂利を入れる、排水会所を増やす、コンクリートにするという4つが主にあるのでした。