岡山で一軒家にお住まいの方で、駐車スペースに屋根が欲しいとお考えの方はいらっしゃいませんか。
カーポートは大切な車を守る重要な役割を持ちます。
もともと付いている場合は問題ないですが、後から追加で設置する場合は注意が必要です。
今回は、カーポートを後付けする際の注意点をご紹介します。
カーポートの設置にかかる費用と工事内容
カーポートを設置する際に必要な費用の中には、本体価格の他に施工費、コンクリートや建造物を砕いたり整えたりするハツリ費、その他の諸経費が含まれます。
本体価格は安いもので約10万円ですが、デザインや大きさ、機能性によって値段が上がり、高いものでは約30万円と値段には大きく差があります。
そのため、予算に合わせたカーポートを選ぶようにしましょう。
カーポートは様々なメーカー及びホームセンターでも購入できますが、一般的に安価なのはホームセンターで販売されているものです。
しかし、ホームセンターで販売されているもののデザインは限定されていて数が少ないため、各メーカーのカタログを見てみるのもおすすめです。
施工費はおおよそ4万円~10万円前後を見込んでおくと良いでしょう。
※カーポートの種類によっては施工費が高くなる物もあります。
ハツリ費は簡単な施工なら1万円前後で、カーポートの下に新たな土間コンクリートを施行する場合は別途料金が必要になるため注意しましょう。
工事期間はカーポートの形状や設置する場所の状況によって変動しますが、おおよそ1〜4日かかることが多いです。
1台用の場合は1日で終わる場合が多く、複数台用であれば2〜4日かかるといった具合です。
しかし、機材の搬入やハツリ工事は現場状況に大きく左右される事が多いため、場合によっては4日以上かかることもあります。
工事の工程は大きく3つに分かれています。
まず初めに、柱を立てる穴を掘る掘削工事を行います。
柱を立てる穴の場所を決める際は、依頼者の立ち合いが必要になる場合が多いので、覚えておくと良いでしょう。
掘削工事は手作業で行うことがほとんどであるため、多くの時間を必要とします。
工事期間の多くを占めるといっても良いでしょう。
穴を掘り終わった後は柱の基礎工事に移ります。
ここでは掘った穴に柱を立て、コンクリートを流し込む作業がメインです。
掘削作業と柱の基礎工事で約1日かかり、翌日以降コンクリートが固まってから最後の工程へ移ります。
コンクリートが固まると、最後に屋根を取り付けて完成です。
カーポートを後付けする際の注意点
では、カーポートを後付けする際に注意すべきことをいくつかご紹介します。
*カーポートと建物の隙間をある程度確保する
カーポートを設置する際に気をつけて欲しいことの1つに、建物とカーポートの間隔をある程度空けることがあります。
カーポートはその性質上、強風や地震の際にある程度揺れることで倒壊を避ける仕組みになっています。
片側支持のものの場合は、揺れがより大きくなるでしょう。
もしカーポートと建物の距離をギリギリまで詰めてしまうと、台風や地震が起こった時に外壁やガラスといった建物の破損を招く原因となってしまいます。
少しでも雨に濡れたくないという気持ちはわかりますが、その他もリスクも考え、建物とカーポートの間をなるべく取るようにしましょう。
*隣家への配慮を忘れない
次に気をつけて欲しいことに、隣家への配慮をすることがあります。
カーポートを設置する際は少しでも広く範囲を取っておきたいものです。
しかし、雨や雪を車から避けるのがカーポートの役割ですが、その雨や雪が隣の家に流れ込んでしまうとトラブルの原因となってしまいます。
設置する際は雨がどう流れていくのかを検証するのが良いでしょう。
特に雨どいの取り付け位置には注意しましょう。
*配管に気をつける
3つ目に気をつけて欲しいことは、配管です。
掘った穴の先に水道管や下水管、もしくはガス管といった配管があった場合、取り付けができなくなってしまいます。
柱を立てる際は少なくとも約50センチ以上の深さの穴を掘らなければならず、そうなると実際掘った時何かの管に当たってしまうという事例もよくあります。
そのため、掘る穴の場所を決める際は図面を見ながら決めるのがおすすめです。
そのほか、地域の天候特性を考えておくことも重要です。
特に降雪の多い地域の場合、雪の重さや吹雪に耐えられるような仕様の製品を選んだ方がベターです。
このように、設置する際はこれらの点に注意して設置してみてください。
困った時やわからないことがある場合は、工務店や建設会社に相談してみましょう。
その際に、見積もりも一緒に依頼してみましょう。
見積もりを取ることで、おおよその費用がわかるので、予算が立てやすいです。
まとめ
今回は、カーポートを後付けする際の費用や工程、注意点をいくつかご紹介しました。
カーポート設置には、気をつけないと後から後悔することがたくさんあるため、事前にきちんと確認するようにしましょう。
岡山でカーポート設置をお考えの皆さんは、是非参考にしてみてください。