エクステリアとしての物置について知りたい方は、物置を設置するメリットにはどのようなものがあるかご存知でしょうか。

また、物置の設置を検討する際には、敷地内に置く際の注意点についても事前に知っておくことをおすすめします。
そこで今回は、物置を設置するメリットや注意点、物置のデザインについて解説します。

□物置を設置するメリットとは

エクステリアを検討する際には、物置についても考えるのがおすすめです。
ただの収納として軽視されがちですが、実はたくさんの良い点があります。
そのため、エクステリアや外構の工事の際には、ぜひ一度物置についても検討してみてください。
ここでは物置を設置するメリットを紹介します。

＊収納空間が増える

最初のメリットとしては、やはり収納スペースが増えることが挙げられます。
部屋を快適にするために重要なのは収納スペースの確保ですよね。
収納が足りずに部屋の中に物が出ていると、動線が悪くなりやすく生活が少し不便になることもあります。
掃除の際に物を移動させる手間も増えてしまいますし、物が散乱していると視覚的にも良くないでしょう。

そこで、比較的スペースに余裕のある外に収納スペースを作ると部屋がすっきりするでしょう。
収納に余裕が出ることで、大切な思い出の品なども室内で大事に保管できます。
収納スペースの拡大目的で物置を設置する場合には、年に数回しか使わない物を置くと良いでしょう。
具体的には、バーベキュー用品やスキー用品などの使用頻度が低くスペースをとってしまう物です。

また、物置は災害時用の備蓄庫としても活用できるでしょう。
非常食や防災用品など、災害時に備えて備蓄しておきたいものを置いておくと良いでしょう。
もちろん室内にも備蓄する方が良いですが、十分な量を倉庫に備蓄できれば安心ですよね。

＊外にしか置けない物を置ける

生活に必要ではあるものの、なかなか室内には置きたくない物もあるでしょう。
具体的には、灯油のタンクやアウトドア用品が挙げられます。
臭いや汚れが心配のものは、室内ではなく物置に収納するのがおすすめです。

さらに、外にしか置けないことはないものの、外に置いておくと便利な物が置ける点も魅力の1つでしょう。
ガーデニングをされる方には特におすすめです。
土やショベルなどの外でしか使わないガーデニング用品は、外に置いてあると便利ですよね。
車に積み込んで使う物も外に置いてあると便利でしょう。

他にも、置く場所次第では防犯対策になる可能性もあります。
道路側に高い物置を置いておけば侵入口を防げるでしょう。
ただし、2階建ての建物のすぐそばに置く場合には注意が必要です。
侵入者が倉庫をよじ登り、2階の窓から侵入する経路を作ってしまうことに繋がります。

□敷地内に物置を置く際の注意点とは

物置といってもさまざまな種類があります。
種類を選ぶ際の注意点を具体的に解説していくので、この注意点を参考にご自身に合ったものを選んでみてください。

まず、収納するものを想定しましょう。
これは物置に限りませんが、収納を増やす際には入れる物から決めた方が良いです。
使い方をイメージすることで、適切な収納を計画できます。

想定する際には、将来的に物が増える可能性も考えましょう。
自然と物は増えていくものですので、収納する量の目安としては最初の段階で容量の8割程度にしておくと良いでしょう。
入れすぎると取り出しが困難になって使い勝手が悪くなってしまいます。

次に、設置する場所を決めましょう。
中に入れる物の用途によって適切な場所が変わるため、設置の場所は意外と大事です。
具体的には、車へ積み込む荷物が多いなら車の近く、ガーデニング用品が多いなら作業場の近くに設置すると良いでしょう。

また、場所選びの際は湿気や風通しにも気を付けましょう。
長い間置いておく物のことを考えると、湿気や風通しは大事です。

最後に、物置の形を決めましょう。
大きさはもちろん、開口部の大きさにも気を配るのがおすすめです。
入れたいものが入るように、十分な開口部があるものを選びましょう。
2枚扉の物を選んだり、棚の有無にも気を配ったりすると使い勝手も良くなります。

□物置のデザインを考慮する際のポイントとは

収納スペースとして使う物とはいえ、エクステリアの一部としてデザインにもこだわりたいですよね。
デザインを良くするためには、家やエクステリアとの相性を考慮しましょう。
特に、家やエクステリアと同じ素材を使った物置にするとバランスが取りやすいです。
また、レンガ風の素材で作られたガーデンシェッドや木材風の素材は非常にデザイン性が高いのでおすすめです。

□まとめ

今回は、物置の設置について解説しました。
室内の収納がすっきりすることや、外にしか置けない物を管理できることが物置のメリットです。
また、形や大きさに注意することで収納したいものが入るようにしましょう。
デザイン面では、家の外観や他のエクステリアに合うものが良いでしょう。