エクステリアのバリアフリー化の方法について紹介します!

  • お役立ちコラム
NO IMAGE

エクステリアのバリアフリー化の方法について紹介します!

家族に足腰が不自由な方がいて、エクステリアのバリアフリー化を考えている方はいませんか。
バリアフリー化を検討している方の中には、実際に使用したことがなく、メリットがあまりわからない方がいるでしょう。
そこで今回は、エクステリアのバリアフリーのメリットについて紹介します。

□スロープのメリットについて

最近ではよく街で見かけるようになったスロープですが、家に設置するメリットは何があるでしょうか。
今回は3つのメリットを紹介します。

1つ目は、段差をなくすことです。
玄関周りのデザインは人それぞれですが、2、3段の段差がある家庭が多いでしょう。
人によっては、その段差に危険を感じる場合もあります。

そこで、スロープを設置することによって、安心して建物に入れるようになります。
高低差が激しい場合は長めのスロープが必要ですが、庭の面積が広い場合は緩やかなスロープを設置できるでしょう。

2つ目は、車椅子の搬出が可能になることです。
足腰が悪いご家族がいらっしゃる場合、車椅子を使用することが多いでしょう。
そのときに段差があると、車椅子から降りて歩く必要があります。
周りに誰もいない状態で行動する場合、車椅子を一人で運ぶ必要があるため、非常に危険です。

また、ベビーカーをお持ちの方も楽に移動できます。
万が一の事態を避けるためにも、スロープの設置をすると良いでしょう。

3つ目は、自宅に高級感が生まれることです。
ご家庭によっては、玄関周りがコンクリートで固められただけ、もしくはエクステリアが1つもなく味気ない見た目の玄関もあるでしょう。
そこにスロープを取り付けることで、玄関周りに高級感を生み出せます。
また、スロープ周りにレンガを置いてみたり、おしゃれな砂利を取り入れたりすることで、さらに高級感あふれる自宅になるでしょう。

□引き戸でバリアフリー化する

続いては、引き戸によるバリアフリー化について説明します。
引き戸でバリアフリー化するとは、扉を押し引きして開ける開き戸タイプから、左右にスライドすることで開ける引き戸タイプに変えることです。

開き戸タイプの場合、高齢になると足が追い付かず挟まる可能性があります。
それだけでなく、車椅子で出入りする場合、常に車椅子を前後に動かす必要があり負担になるでしょう。
そこで、引き戸タイプに変えることで、足腰が悪い方や車椅子の方がスムーズに移動できるようになります。

また、引き戸にすることで、風によって閉まる心配がありません。
夏場や過ごしやすい季節に、窓を開けて風を取り込んでいる方がいると思いますが、その風によってドアが大きな音を立てて閉まることがあるでしょう。
引き戸にすることで、多少の音はなる場合がありますが、強く閉まることはなくなるでしょう。

*バリアフリーの引き戸の条件について

開き戸から引き戸にするときには、いくつかの点に注意して進めていく必要があります。

まず、開口幅を広くするようにしましょう。
車椅子には、40〜70センチの幅があり、いずれの車椅子にも対応できる開口幅を確保する必要があります。
扉を全開にしたときに通れる幅のことを有効開口幅と言いますが、最低でも91センチの有効開口幅が必要と言われています。
できるだけ広い幅の引き戸を選ぶようにしましょう。

次に、上吊りタイプの引き戸を選ぶようにしましょう。
上吊りタイプの引き戸とは、敷居レールがない引き戸のことです。
敷居レールを外すことで段差がなだらかになり、つまずく原因をなくしたり、車椅子の負担を軽くしたりします。

また、上吊りタイプに変えることで掃除もしやすくなります。
敷居レールがある場合、ゴミが入り込み、引き戸によって押しつぶされてこびりつくことがあるでしょう。
上吊りタイプならば、その心配をすることなくきれいな状態を保てます。

□その他のバリアフリーについて

スロープと引き戸に続いて、その他のバリアフリーについて、2つ紹介します。

1つ目は、手すりの設置です。
エクステリアに手すりを設置することで、体全身を支えられるようになります。
骨粗しょう症を発症した高齢の女性の方は、体が不安定の状態で歩行した結果、転倒して骨折し、寝たきりになる可能性があるでしょう。
そうなる前に手すりを設置して、安心して歩行できるようにしましょう。

2つ目は、照明の設置です。
年を重ねるにつれて、視力とともに光の見え方も変化していきます。
例えば、明るいところから暗いところへ移動するときに、目が慣れるまでに多くの時間を要するようになります。

エクステリアにインテリアとして飾ってあるモノが障害物となり、転倒の元になる場合があるでしょう。
それを防ぐために、門扉や玄関、アプローチ部分に照明の設置をおすすめします。

□まとめ

今回は、エクステリアのバリアフリー化について紹介しました。
これまであまり意識してこなかったバリアフリーのメリットを知れたと思います。
足腰の悪い方や車椅子の方がより快適に安心して暮らせるような環境作りを心がけていきましょう。

お役立ちコラムカテゴリの最新記事

お電話でのお問い合わせ

086-284-6134

月〜土曜 10:00~19:00