新しく住宅を建てた方の中には、エクステリア工事に関して後悔している方がたくさんいらっしゃいます。
住宅の外観やデザインが満足のいく仕上がりでも、外構の部分で失敗すると生活に支障をきたす恐れがあるでしょう。
そこで今回は、エクステリアでよく起こる失敗とその対策方法について紹介します。

□エクステリアでよく起こる失敗について

ここからは、エクステリアで失敗しやすいポイントをいくつか紹介します。
工事を検討している方は、これから紹介する内容を参考にしてみてください。

1つ目は、カーポートの失敗です。
新しく住宅を建てる方のほとんどはカーポートを設置します。

その際によく起こるのが、広さに関する問題です。
十分なスペースがないカーポートである場合、駐車がしにくくなる上に自転車などを止めておくスペースもなくなってしまいます。

現在、軽自動車に乗っている方でも、将来大型車に乗り換える可能性もありますよね。
また、お子さまが大きくなれば自転車に乗るようになるでしょう。
その際にカーポートが小さければ不便に感じてしまう可能性が高いです。
カーポートは日常生活において使用頻度が高く、失敗すると大きなストレスになるので注意しましょう。

2つ目は、ウッドデッキの失敗です。
ウッドデッキを設置すれば、自宅内でバーベキューなどができるため、魅力に感じている方も多いと思います。
しかし、ウッドデッキの設置には注意が必要です。
なぜなら、メンテナンスの手間がかかるためです。

特に、設置費用を抑えるために安い木材を使用すると、メンテナンスの手間が増えるだけではなく最悪の場合は数年でボロボロになってしまいます。
ウッドデッキに使われる木材はそれぞれで持つ特徴が異なるので、自分のニーズに合う木材を選びましょう。

また、ウッドデッキのサイズにも注意が必要です。
設置するための十分なスペースがないのにもかかわらず無理やり設置しても、デッキが小さすぎてバーベキューなどができない場合があります。
ウッドデッキを有効活用するためにはある程度のスペースが必要なので、住宅の間取りを考えている段階からウッドデッキについても考えておきましょう。

3つ目は、玄関アプローチの失敗です。
この箇所には、タイルやレンガなどのさまざまな素材が使われますが、一部の素材は雨が降った際に滑りやすくなる場合があるので注意が必要です。
安全を確保するためにも、滑りにくい素材を選ぶか、加工が施されている素材を選ぶようにしましょう。

また、門から玄関までの距離が遠い場合は照明の設置を検討するのがおすすめです。
住宅の周辺の照明は気にする方が多いですが、アプローチの照明はおろそかになる傾向があります。
暗すぎると足元が見えにくくて危険なので、アプローチの照明もしっかり考えるようにしましょう。

□エクステリアで失敗を防ぐためのポイントについて

ここからは、失敗を防ぐためのポイントについて3つ紹介します。

1つ目は、住宅の計画段階と同時に外構の計画も始めることです。
新しく住宅を建てる際には、内装のデザインにばかり目がいき、外構が後回しにされる傾向があります。
しかし、外構は住宅の重要な部分なので、後回しにしてしまうと致命的なミスを招く恐れがあります。
そのため、住宅の計画段階と同時進行で外構についても決めていくようにしましょう。

2つ目は、実際に使っている姿をイメージしながらプランニングすることです。
外構の使い勝手に関する失敗を防ぐためには、自分たちが使っている姿をイメージして取り入れる設備を決めることが大切です。
特に、失敗例としてよく挙げられる駐車スペースと駐輪スペースを決める際には、具体的にシミュレーションをしましょう。

車の大きさだけでなく駐車のしやすさなども考慮して決めるのがおすすめです。
さらに、駐車場に自転車を止めておくのであればその分のスペースを加味しておく必要があります。
このように自分たちが生活している姿を思い描いて考えると、失敗を防げるようになるでしょう。

□理想のエクステリア工事を実現するためのコツ

ここまでは、失敗を防ぐためのポイントについて紹介してきました。
ここからは、理想のエクステリア工事を実現するためのコツについて紹介します。

それは、目的を明確にすることです。
新しく住宅を建てる方であれば、今の住宅での不満点をきちんとチェックして、改善点を明確にしましょう。

目的を明確にしないまま工事をすると、生活をしていくうちに不満が出てきて、再び工事をする可能性も出てくるでしょう。
中途半端にいろいろなことを決めておくと、余計な費用と手間がかかるので注意してください。

□まとめ

今回は、エクステリアでよく起こる失敗とその対策方法について紹介しました。
エクステリアに関して後悔する方はたくさんいらっしゃいます。
そうならないためにも、この記事で紹介したことを参考にして理想のエクステリアを実現させてください。