エクステリアの鍵は屋根?屋根の種類について解説します!

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エクステリアの鍵は屋根?屋根の種類について解説します!

屋根選びに真剣に取り組む皆さん、住まいの機能性と美観はどれだけ大切かご存知ですか。
屋根はただの家を守る板ではなく、家全体の印象を左右する重要な要素です。
今回は、屋根が持つ基本的な機能と屋根の種類についてに焦点を当てていきます。
この記事が家づくりの参考になれば幸いです。

□エクステリアとしての屋根の基本構造と役割とは?

屋根は家を保護する基本的な役割を果たすもの。
特に、風雨や直射日光を遮り、自然災害から家族を守る役割を持ちます。
また、外観の印象を向上させ、室温の上昇を防いで住まいを快適な温度に保つ役割もあります。

太陽光発電のパネルを設置すれば、発電にも役立つ便利なパーツです。
多様な役割を持つ屋根ですが、どのような構造で成り立っているのでしょうか。
屋根は、主に7つの部材から成り立っています。

1:梁(はり)
柱と柱をつなぎ、床や屋根の荷重を柱に伝える。

2:母屋(もや)
棟木と平行に配され、垂木を支える。

3:棟木(むなぎ)
屋根をつくるために、最も高い位置に取り付けられる。

4:垂木(たるき)
屋根に傾斜をつけるための木材。

5:野地板(のじいた)
垂木の上に設置される、屋根材の下地。

6:防水紙(ルーフィング)
雨漏りを防ぐ防水シート。

7:屋根材
瓦やスレートなど、屋根の外観を決める部分。

屋根の基本構造は、陸屋根以外の勾配屋根であれば、基本的には変わりません。
木造の場合も、鉄骨造でもほとんど同じです。

□エクステリアを彩る屋根の種類とは?

屋根の形状は家の外観はもちろん、防風性や防水性、コスト面などの機能面でも重要な役割を果たすので慎重に選びましょう。
では、実際に屋根を選ぶのであれば、どのような種類のものを選べば良いのでしょうか。
代表的な12種類の屋根形状は下記の通りです。

1:切妻屋根(きりづま)

シンプルな構造で、雨漏りしにくく、メンテナンスが容易です。
和風、洋風の家に馴染み、ソーラーパネルの設置にも適しています。

2:寄棟屋根(よせむね)

四方に傾斜面があり、雨水を分散して流せます。
頑丈さが特徴ですが、施工費が高くなる可能性があります。

3:入母屋屋根(いりもや)

格式の高い印象を与え、耐風性、断熱性に優れています。
複雑な構造で、コストが高くなる傾向にあります。

4:片流れ屋根(かたながれ)

シャープなデザイン性があり、省スペースで、施工費がリーズナブルです。

しかし、雨や雪が滑り落ちやすいので、大雨や大雪の際は注意が必要です。

5:方形屋根(ほうぎょう)

四角錐の形状で、寄棟屋根と似たメリット・デメリットを持ちます。
通気性に難がありますが、風雨に強いです。

6:陸屋根(りく・ろく)

平らな屋根で、現代的な家の雰囲気を演出します。
屋上利用が可能ですが、排水性に注意が必要です。

7:半切妻屋根(はんきりづま)

斜線制限がある土地に適していますが、雨漏りのリスクが高くなることがあります。

8:差し掛け・招き屋根

外壁に窓を設置でき、自然光を取り入れられます。
デザイン性と機能性を兼ね備えていますが、雨漏りに注意が必要です。

9:越屋根(こし)

採光や通風性に優れていることが特徴の屋根です。
雨漏りしやすく、施工やメンテナンスのコストがかかりやすいことに注意しましょう。

10:錣屋根(しころ)

寺院で多く見られる形状の屋根です。
耐風性に優れていますが、一般住宅では珍しい形状です。

11:鋸屋根(のこぎり)

工場で使用される屋根で、採光に優れていますが、雨漏りしやすいです。

12:バタフライ屋根

V字型をしており、無落雪屋根として利用されます。

ただし、コストが高く、雨漏り対策が必要な点には注意しましょう。

□災害に強いおすすめのエクステリア屋根選びとは?

住宅の屋根選びにおいて、災害に対する耐性は非常に重要です。
風・雪・熱などの自然現象に強い屋根のタイプと素材を選ぶことで、住環境を安全かつ快適に保てます。
ここでは、特に災害に強い屋根の3つの選び方について紹介します。

1: 風に強い屋根「招き屋根×石粒付ガルバリウム鋼板」

招き屋根は風に強い形状をしています。
また、石粒付ガルバリウム鋼板は軽量で、地震にも強いです。

ただし、屋根と外壁の継ぎ目部分に雨漏りしやすいため、施工の際は注意が必要です。

2:雪に強い屋根「融雪システム付き屋根」

豪雪地域では、雪が自然に溶けるのを待つ無落雪屋根が有効です。
屋根に融雪システムを設置することで、雪の重みによる建物へのダメージを減らせます。

3:暑さに強い屋根「大きな斜面の屋根」

暑さが厳しい地域では、大きな勾配の屋根が有効です。
屋根と天井の間に空間を作ることで、屋根からの熱が生活空間に伝わりにくくなります。

これらの屋根の選び方は、災害への耐性だけでなく、住環境への寄与も考慮されています。適切な屋根を選ぶことで、家主の安心と快適性が保つようにしましょう。

□まとめ

今回の記事では、屋根が家を保護する基本的な機能とさまざまな屋根形状の特性、そして災害に強い屋根の選び方について解説しました。
屋根選びは、住宅の保護機能と美観の両方を考慮する重要な選択です。
この情報を参考にして、あなたの家に最適な屋根を選んでみてください。

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